修理屋物語 エピソード6 ひとりの血盟主

話せる島。
血盟主とウィザードが
遥かなる大地
メインランドを目指して
旅立っていく島だ。

テレポート屋の値段が高い為
大体の人は
この話せる島の船着場から
数分間の船旅に出る。


友人に呼ばれ
僕にとってはまだ貴重品である
祝福されたテレポートスクロールで
この地に降り立った。


話せる島の村から
船着場まで歩いて行くと
友人の見慣れた名前がチャット欄を流れた。

どうやら誰かと話しをしているらしい。


近づいていくと数人が固まっていた。


男ウィザード「Barl」
男エルフ「しおっぺ」
何故か赤ネームの女ウィザード「みちま二号」
男ナイト「Hyaku」


そしてもうひとり

海に向かって
腕組みをして立っているプリンスがいた

名前は「クシ」

彼は「ティロリィロ帝国血盟」の君主だった。


あとで聞いた話しだが
この血盟名に特に意味はないそうだ。

変な名前だ。


そんな事は知らずに
友人が話しているそのついでに
初対面が苦手な僕も話しをしていた。

そんな中でも
プリンスのクシは
一言二言言葉を返すだけで

やっぱり海に向かって腕組みをして立っていた。
実に威厳に満ちた姿だった。


色々話しいると
クシの初めての船出らしい。

そして
何かデカイもの向かって行く様な気持ちがして
その意思を表すために
パーティーを組んで見たいので
周りの人を巻き込んで船に乗ろうとしているらしい。

そんな時に
友人が巻き込まれ
そして呼ばれた僕も巻き込まれる形になったのだ。


ただ
僕にとって
これは新しい出会いだった。

今まで
友人と二人だけの
小さなオンラインゲームだった僕にとって

少し大きなオンラインゲームに変わっていく
ひとつのチャンスなのだ。


話して見たところ
周りのプレーヤーより少し歳食った僕らと
普通に話せる普通の人たちなので
安心して一緒に遊べそうだと感じた。

そう。
その瞬間腹は決まっていた。


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ティロリィロ帝国
夢の修理屋


ついに
クランマークを背負って
リネージュの世界に立つ事になった。



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